稟議(りんぎ)
担当者が案件を起案し、関係者の確認を経て、決裁権限を持つ人の承認を得る社内の意思決定の手続です。そのための書類を稟議書といいます。
意味
稟議は、会議を開かずに書面やワークフローシステムで回覧して決裁を得る、日本企業で広く使われている手続です。法律で決まった制度ではなく、各社が決裁権限規程などで運用を定めます。
ポイント
- 「何を・いくらまで・誰が決めるか」を決裁権限規程で定め、稟議の回付先と決裁者を明確にします
- 取締役会設置会社では、重要な財産の処分や多額の借財などは取締役会で決める必要があり、稟議だけで決めることはできません(会社法第362条第4項)
- 稟議書には、目的、内容、金額、比較検討した案、効果とリスクを簡潔に書きます
- 電子化するときは、申請の種類を減らしてから、承認経路が金額と種類で自動的に分かれるように設定します。請求書などを添付する場合は、電子帳簿保存法の保存要件も確認します(国税庁「電子帳簿保存法一問一答」)