注意指導の記録・改善指導書(口頭注意・面談の記録表、改善指導書、受領確認)【無料テンプレート】
問題行動のある社員への注意指導を、口頭注意→面談→書面と段階を踏んで記録するためのひな形です。日時・事実・伝えた内容・本人の反応・次の確認日を残す指導記録表と、対象となる事実・求める改善・確認期間・会社の支援を書く改善指導書、受領確認欄をまとめています。
- 形式
- DOCX
- 使う場面
- 遅刻・業務命令違反・職場のルール違反などが続く社員に、口頭注意・面談・書面での指導を行うとき
- 最終確認日
- 2026年10月29日
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このテンプレートについて
労働契約法は、懲戒は客観的に合理的な理由と社会通念上の相当性がなければ無効とし(第15条)、解雇も同じ考え方で判断されます(第16条)。勤務態度や能力を理由とする処分を検討する段階では、会社が改善の機会を与えたかどうかが問われます。そのときに根拠になるのが、日付のついた指導の記録です。「口では何度も言った」だけでは、第三者に説明できません。
一方で、指導のつもりの言動が、パワハラと受け取られることもあります。厚生労働省のパワハラ指針は、業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動をパワハラの要素とし、客観的にみて業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導はパワハラに当たらないとしています。このテンプレートは、指導記録表・改善指導書・受領確認を1つにまとめ、行動を対象にして改善の方法と期限を具体的に示せるように構成しています。
使い方
- 問題となる行動を確認したら、上司は当日中に個別の場で本人に伝え、「1. 指導記録表」に日時・事実・伝えた内容・本人の反応を書きます。
- 改善が見られない場合は、時間をとって面談を行い、改善の目標と確認日を決めて記録します。必要に応じて人事が同席します。
- 面談を重ねても改善しない場合に、「2. 改善指導書」を作り、人事と上司が同席して交付します。交付の前に、日付と回数を勤怠記録などの原本と照らして確認します。
- 「改善しない場合の対応」の欄は、就業規則の懲戒事由との関係を人事が確認してから書きます。規程にない処分を書かないでください。
- 確認期間の終わりに改善の状況を確認し、指導記録表に結果を書きます。改善していれば、そのことも必ず記録します。
横領や暴力など、1回で重大な問題になる行為は、段階を踏まずに懲戒の手続き(事実調査と弁明の機会)に進みます。
記入時の注意
- 事実と評価を分ける:「やる気がない」「反省の色がない」ではなく、「9月に始業時刻への遅刻が6回あった」「『次から気をつけます』と答えた」のように、行動と発言をそのまま書きます。
- 人格を否定する言葉を使わない:「社会人失格」「何度言ってもわからない」などの表現は、指導書の中でも避けます。
- 本人の言い分も書く:遅刻の原因が体調や家庭の事情にある場合もあります。事情を聞いた内容を記録し、必要なら産業医面談などの支援を示します。
- 健康情報の扱い:通院や病名などの健康情報は、この記録とは分けて人事で厳重に保管します。
- 閲覧を限定する:記録は人事で保管します。生成AIで文案を整える場合も、氏名や健康情報は入力しないでください。
内容のプレビュー
注意指導の記録・改善指導書
1. 指導記録表
対象者:社員番号______ 氏名__________ 所属__________
記録者(上司):__________ 保管責任者(人事):__________
| No. | 日時・場所 | 段階 | 確認した事実(日付・回数・内容) | 伝えた内容 | 本人の反応・説明 | 次の確認日 | 同席者 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | __月__日__時 ____ | □口頭注意 □面談 | __________ | __________ | __________ | __月__日 | ____ |
| 2 | __月__日__時 ____ | □口頭注意 □面談 | __________ | __________ | __________ | __月__日 | ____ |
| 3 | __月__日__時 ____ | □口頭注意 □面談 | __________ | __________ | __________ | __月__日 | ____ |
| 4 | __月__日__時 ____ | □口頭注意 □面談 | __________ | __________ | __________ | __月__日 | ____ |
記入の確認(面談のたびに確認する)
| 確認項目 | 確認 |
|---|---|
| 個別の場で伝えた(他の社員の前で叱責していない) | □ |
| 行動を対象にし、人格や性格についての言葉を使っていない | □ |
| 何を・いつまでに・どうしてほしいかを具体的に伝えた | □ |
| 本人の事情や言い分を聞いた | □ |
| 面談の時間を区切った(長時間の叱責をしていない) | □ |
| 面談の記録の内容を本人に確認してもらった | □ |
2. 改善指導書
____年__月__日
__________ 殿
株式会社________ 代表取締役________
あなたの業務上の行動について、次のとおり改善を求めます。
(1) 対象となる事実
____年__月__日から____年__月__日までの間に、次の事実がありました。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| __月__日 | ____________________ |
| __月__日 | ____________________ |
| __月__日 | ____________________ |
これらの行為は、就業規則第__条(________)に定める事項に反するものです。
(2) これまでの指導
__月__日に口頭で注意し、__月__日に面談で改善を求めました。
(3) 求める改善
________________________________________
(例:始業時刻の5分前までに業務を始められる状態にすること。やむを得ず遅れる場合は、始業時刻より前に所属長に電話で連絡すること。)
(4) 確認の期間
____年__月__日から____年__月__日まで
期間中、__月__日と__月__日に所属長と面談し、改善の状況を確認します。
(5) 会社の支援
改善にあたって困っていることがあれば、所属長または人事に相談してください。体調面に不安がある場合は、産業医との面談を設定します。
その他の支援:____________________
(6) 改善しない場合の対応
確認の期間を経ても改善が見られない場合は、就業規則第__条に基づき、________を検討することがあります。
この指導書の内容について、あなたの意見や事情があれば、____年__月__日までに書面または面談で申し出てください。
3. 受領確認
| 項目 | 記入欄 |
|---|---|
| 交付日時 | ____年__月__日__時__分 |
| 交付場所 | ________ |
| 交付者 | ________(所属長) ________(人事) |
| 本人への説明 | □内容を読み上げて説明した □質問の機会を設けた |
| 受領 | □受け取った □受け取りを拒んだ(その旨を記録) |
| 本人の意見・説明 | ____________________ |
私は、この改善指導書を受け取りました。(内容に同意することを意味するものではありません。)
____年__月__日 氏名__________
4. 確認期間の結果
| 確認日 | 改善の状況 | 確認者 |
|---|---|---|
| __月__日 | □改善した □一部改善 □改善なし 内容:________ | ____ |
| __月__日 | □改善した □一部改善 □改善なし 内容:________ | ____ |
今後の対応:□指導を終了する □指導を継続する □人事で処遇を検討する